《ブラジル》勧誘電話なら頭に0303=新基準適用、識別が容易に

10日からはテレマーケティングの電話の頭に0303がつくようになると報じるCNNブラジルの記事の一部

 テレマーケティング(勧誘電話)の場合は電話番号の頭に0303を入れる事を義務づける新基準が、10日から適用され始めたと同日付現地サイトが報じた。国家電気通信庁(Anatel)が定めた。
 様々な商品やサービスを売り込む電話は無数の番号を使っており、迷惑電話として着信拒否登録をしてもかかって来る。また電話で着信拒否の手続きをしても、かいくぐって呼び出すといった苦情が絶えなかった。
 だが、10日からは、携帯電話を使ってかけてきたテレマーケティングの電話の場合は、番号の頭に0303という数字が表れるため、識別が容易になった。宣伝や売り込みは聞きたくない場合は、電話に出ないか着信拒否登録をするという手段もとりやすくなる。

 この新基準は昨年12月に承認されたもので、実際に適用するための準備が進められてきた。当面は携帯電話からかけるものにしか適用されないが、6月からは固定電話からの電話でも、同様の基準の適用が義務付けられるようになる。
 ただし、0303の使用が義務付けられているのは電話やメッセージで商品やサービスを提供する会社に限られており、寄付の依頼や債務の支払いを要求したりするための電話には0303を使う義務はない。このため、これまで通り、特別な識別手段を持たない番号が使用される。
消費者は、手許の電話で着信拒否登録するだけでなく、電話会社にアクセスし、「これこれの番号からのテレマーケティングの電話はかからないようにしてほしい」と要請する事ができる。

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