アマゾンの二大都市、ベレンとマナウスのほぼ中間にある町、サンタレン。そこから下流に約130キロの地点に、モンテアレグレがある。アマゾン日系移住地としてはアカラ植民地(現トメアスー)と並ぶ歴史を持つが、主な入植が行われたのは戦後となる。一時期は126家族、810人にも達したが、受け入れ態勢の不備、生産物供給上の困難、マラリアなど風土病の蔓延など様々な理由から、多くが脱耕。約6万人が住む同地には現在、日系15家族、1世は26人のみとなっている(09年5月現在)。55年から住む高谷和夫さん(62、長崎)の案内で現地を歩いた。