ブラジル日清=新商品「クロックチョコ」発表=お菓子業界に挑戦

左から鈴木社長、原取締役

 ブラジル日清(鈴木隆之社長)は4月29日、サンパウロ市のイビラプエラ公園内にある日本館を貸し切り、6月に発売予定の新商品「クロックチョコ(CROC CHOCO)」を発表した。
 同社はブラジルで「カップヌードル」や「焼きそばU.F.O.」などの即席麺を販売しており、定評がある。また、それらの需要の増加に対応するため、来年にはパラナ州ポンタグロッサ市に第3工場の完成も予定している。
 今回の新商品は、同社にとって即席麺以外の商品展開として、初の菓子カテゴリーへの試みとなる。
 クロックチョコは、日本では1978年から「クリスプチョコ」として販売されているロングセラー商品。薄焼きのコーンフレークに口どけの良いチョコレートをコーティングし、円盤状に成形している。チョコの甘さとザクザクとした食感が特徴とされる。
 鈴木社長は、「今後は主力の即席麺以外の商品にも挑戦していきたい。クロックチョコは軽くて持ち運びしやすく、美味しいので、友人や家族と気軽に楽しんでほしい」と語る。
 また、原宏輔マーケティング担当取締役は、「甘さとザクザク感のある新食感、そしてブラジルでは珍しい円形が特長です。ぜひ手に取って楽しんでください」と話した。
 同商品は南部地域を中心に販売を開始し、順次ブラジル全土へと展開する予定。小売希望価格は1個9・99レアルで、ブラックチョコとホワイトチョコの2種類がある。

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