鳥インフル=感染例が30に増える=ESでは立入禁止の島増加

 【既報関連】農務省が8日、高病原性の鳥インフルエンザ(H5N1)の感染例が5州、30件に増えたと発表したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
 7日にはバイア州でも感染例が確認され、計25件となったことが同日付G1サイトなど(5)で報じられており、8日現在で感染例が確認された州はエスピリトサント州(ES)、リオ州、リオ・グランデ・ド・スル州、サンパウロ州、バイア州の5州となった。感染確認中のサンプルも6件ある。
 ただし、これまでに報告された感染例は全て、アジサシやシマアジサシなどの野生の渡り鳥で、養鶏場などでの感染例は確認されていないため、ブラジルはまだ「高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)のない国」のままだ。
 H5N1による感染例最多はエスピリトサント州で、8日現在で20例となっている。8日付アジェンシア・ブラジルなど(6)(7)によると、同州政府は8日、トレス・イーリャス諸島とグアラパリ市とヴィラ・ヴェーリャ市にまたがるセチバ環境保護地域(APA)の島への立ち入りを無期限で禁止した。
 トレス・イーリャス諸島は五つの島からなり、セチバのAPAにも三つの島がある。環境・水資源局と州立環境・水資源研究所の共同条例は8日付州官報号外版に掲載、同州で立ち入り禁止となった島は、ヴィトリア大都市圏の五つを含めた13島となった。
 6日付アジェンシア・ブラジル(8)は、連邦政府が鳥インフレ対策に2億レアルを投じることを同日付官報に掲載したと報じている。

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