アントニーのサッカーW杯南米予選召集取り消し=元恋人の暴力被害訴えで

2022年9月、アントニー選手(Ardfern, via Wikimedia Commons)

 ブラジル人のサッカー選手、アントニー(23、マンチェスター・ユナイテッド)が4日、W杯南米予選のメンバーから外された。元恋人への家庭内暴力疑惑で新たな証拠が見つかったことを受けてのものだった。同日付グローボエスポルテなど()()()が報じている。
 今回の召集見送りは、以前から暴行疑惑が浮上していた元恋人ガブリエラ・カヴァリンさんがサンパウロ州市警に提出した、アントニーから受けた暴行被害の証拠がメディアでも流れたためだ。
 メディアが報じた証拠は、ガブリエラさんが頭皮に傷を負った写真や、右手の人差し指と中指を深く切った写真、アントニーが彼女と交わしたメッセージの中の「お前なんて死ねばいい」という部分の写真などだ。
 アントニーは昨年も、妊娠中だったガブリエラさんに暴力を振るい、その後に彼女が流産した疑惑がささやかれていたが、今回のものは今年に入ってからのものだ。
 ガブリエラさんによると、「頭を頭突きされ、整形手術で入れていたシリコンが飛び出して手術をした」「グラスで顔を殴られそうになって手でふさいだらこんなに深い切り傷を負ってしまった」といった証言を行っている。
 アントニーは4日、SNSを通じ「暴力は作り話で証拠はでっち上げだ。肉体的暴力など振るっていない」とのメッセージを送っている。
 アントニーは8、12日に行われるW杯南米予選に召集されていたが、取り消しとなり、代理としてガブリエル・ジェズス(アーセナル)が召集された。アントニーは右ウイングの期待の若手で、昨年のW杯にも控え選手として出場している。

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