社会福祉法人救済会「憩の園」元会長の吉安園子さんが２４日、膵臓がんで亡くなった。行年９４歳。
サンパウロ州第２アリアンサ移住地出身。クリチーバ大学社会福祉科を卒業後、５８年に救済会に入会。６７年から２００３年まで事務局長を務め、故渡辺マルガリータ初代会長の右腕として救済会の活動を補佐した。０５年に理事となり、１４年～１５年には会長を務めた。会長退任後は常任理事として救済会の活動を支えた。１７年に日本政府から旭日単光賞が授与された。１７日、健康診断で血液検査をしたところ、膵臓がんが見つかり、トランスモンターノ病院の集中治療室に入院。進行具合と高齢であることから手術は行わず、２１日に一般病室に移ったが、２４日に容態が急変し、亡くなった。
法要ミサは２５日午前８時、グアルーリョス市「憩の園」（Rua Jardim de Repouso São Francisco, 881）内サン・フランシスコ礼拝堂で行われる。その後、サンパウロ市火葬場「Memorial Bosque da Paz」（Rua Ifema, 850）にて荼毘に付される予定。
