アニメフレンズ=ワンエンオンリーに熱狂の渦=ファン大合唱、一緒に踊る=日本から追っかけ3人も

ポーズを決めるワンエンオンリー
ポーズを決めるワンエンオンリー

 Tik Tokで430万人超のフォロワー数を誇る日本のアーティストグループ「ONE EN, ONLY(ワンエンオンリー)」が、ラテンアメリカ最大のアジア系ポップカルチャーイベント「アニメフレンズ」で日本国外初のライブを成功させ、観客を熱狂させた。
 同イベントはサンパウロ市北部にあるアニェンビー国際展示場で8日から3日間開催され、約9万人を動員したと報じられている。ワンエンオンリーのコンサートは最終日の夜に開催され、ファンミーティング(ファンとの集い)も3日間開催された。
 コンサートはメインステージで行われ、観客らはSNSの動画を通じてワンエンの楽曲を知っており、ワンエンの歌に合わせて合唱し、共に踊る姿が見られた。
 オリジナル曲のほか、世界的に知られる韓国のグループBTSの「Dynamite」や、アニメフレンズに過去数回出演している歌手、影山ヒロノブのアニメ曲「CHA―LA HEAD―CHA―LA」(『ドラゴンボールZ』のオープニング)のカバーも披露した。
 リーダーのHAYATOは、ファンの応援に感謝し、ブラジルでの初公演に大きな満足感を示し、舞台から「ブラジルのファンからは、いつも多くの応援をいただいています。ようやく直接『ありがとう』と言えるようになりました。ありがとうございました、みんな大好きです」と語った。

最前線に陣取って熱狂するファンの様子
最前線に陣取って熱狂するファンの様子

 他のメンバーも自分の名前、年齢、好きなアニメなどをポ語で紹介。忍者漫画「NARUTO」のファンだというNAOYAは主人公のラセンガンの一撃を真似てみせた。KENSHINは『呪術廻戦』の「領域展開」を再現し、ファンを喜ばせた。
 REI、EIKU、HAYATOは、それぞれ好きなアニメや漫画は『ONE PIECE』『鬼滅の刃』『東京リベンジャーズ』と紹介。TETTAは衣装の下にドラゴンボールTシャツを着ていることを明かし、同シリーズへの熱い想いを語った。
 最後にはファンからの要望が紹介され、ワンエンメンバーは「またすぐにでも戻ってきたい」と意欲を見せた。
 ファンミーティングでは、ファンとメンバーが直接に言葉を交わし、サインをもらい、写真撮影して交流を深めた。時間は1分足らずだったが、ブラジルのワンエンファンは生の交流に満足した様子だった。
 コンサートを見るためだけに、日本から追っかけファン3人も来ていた。そのうちの1人の女性はブラジルに来る途中で荷物の置き忘れをしてしまったが、それでもワンエンに会うことを諦めなかった。女性は「失くしたスーツケースの中に入っていたプレゼントを渡せなかったことが悔やまれます」と語った。3人はブラジルのファンと英語でコミュニケーションをとり、ファン同士で交流を深めていた。
 同グループの他にアニメフレンズでは『世界忍者戦ジライヤ』俳優の筒井巧、シャリバンやスピルバンの俳優を務めた渡洋史、ウルトラマンやゴジラのイラストレーターとして有名な開田裕治、歌手の馬渡松子、アイドルグループの「BabyBeard」、バンドの「I Don’t Like Mondays」といった日本のアーティストらがパフォーマンスを披露した。
 今週末の16日、17日にはリオのExpo Magでも同イベントが開催される。詳細は公式サイト(https://animefriends.com.br/)、Instagram(@animefriends)で確認を。

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