特別寄稿=当たるも八卦―第26回参議院選挙の当選予想=ソロカバ市 早川量通=7月6日記

 7月10日に2022年度参議院選挙の投開票が行われます。
 政党別の立候補者は、全国比例と各選挙区合わせ、自民党82人、公明党24人、立憲民主党51人、日本維新の会46人、共産党58人、国民民主党22人、社民党12人、れいわ新撰組14人、NHK党82人、参政党52人、新党くにもり10人、幸福実現党12人、日本第一党10人、維新政党・新風10人、ごぼう党11人、ファーストの会1人、無所属35人、諸派15人の計545人です。
 比例定員が50議席、選挙区定員が75議席ですので、545人割る125議席で、4.36倍の競争率となります。
 私の今回の各党当選議席数予測は、自民党60人、公明党14人、立憲民主党18人、日本維新の会12人、共産党6人、国民民主党5人、社民党1人、れいわ新撰組2人、新党くにもり1人、参政党1人、諸派、無所属5人となりました。
 社民党は何とか1議席滑り込みセーフになると思います。新党くにもりと参政党は、支持政党を持たずSNSを中心に情報を得ている有権者の浮動票を集めて1議席を獲得するのではないかと見ています。
 新党くにもりと参政党は、日本の伝統精神を大事にする保守的政治団体なので、彼らの議席獲得は日本の将来にとって大変良いことだと思います。新党くにもりを結成した水島聡氏は、桜チャンネル社社長、頑張れ日本全国行動委員会代表、国守衆代表を務めており、彼の活躍には特に期待しています。
 新党くにもりは、先般の衆議院選挙では、自民党二階俊博氏の岩盤選挙区和歌山から本間奈々氏、千葉10区の二階氏の右腕と言われる林幹雄氏の選挙区から梓まり氏を立候補させました。
 結果は敗れましたが、二階氏らに「うかうか出来ない」と思わしめました。今回の選挙では全国比例から2人、選挙区から8人を立候補させています。水島氏の口癖「ゼロと1は違う」の通り、今回の参議院選で1人は当選して欲しいと思います。
 新党くにもりは、基本政策として、皇統男系男子の絶対護持や自主憲法制定、消費税のゼロパーセント化、積極財政による内需の拡大化など賛同出来る政治政策を挙げています。
 東京の選挙区から立候補している安藤裕氏は、「国の赤字は国民の黒字」と言います。国は国債を発行して、それを元手に公共事業を行います。その動きの中で経済は動いていきます。日本国民は勤勉実直、創意工夫の国民性を持っていますので、積極財政による内需の拡大化は十分期待できると思います。
 神奈川県から立候補しているグリスタン・エズズ氏は、ウイグル民族出身者で日本に帰化している方です。同氏は、中国共産党のウイグル民族に対する過酷な弾圧、奴隷化、人間の尊厳を無視した数々の行い(内臓摘出等)を訴えています。彼女の訴えを真剣に聞けば聞くほど、日本国民としても「明日はわが身」と危機感を持ちます。
 新党くにもりの政治政策は、現行政党の中でも最良であり、今後3~4回の選挙を経て、5~10人の衆参議員を輩出する保守政党の先がけとなると信じています。
 他党の立候補者では、私の一番好きな青山繁晴氏が自民党の全国比例区から立候補しています。今回は何票獲得するか楽しみです。前回は43万票を獲得されていたので、今回は倍の80万票超を獲得するのではないかと思います。
 岡山選挙区から立候補している自民党の小野田紀美氏も、若いながら自分の政治信念を持った良い政治家だと思います。注目なのは、同氏が自民党と関係の深い公明党からの選挙支援を受けずに選挙を戦っていることです。自分から支援を断ったのか、公明党が断ったのかはわかりませんが、公明党の支援なく岡山選挙区で当選する可能性がある様子なので将来が楽しみです。
 参議院選では改憲派議員が、日本国憲法改定発議に必要な議員数の三分の二以上を占めると思います。
 岸田政権は、今回の参議院選挙で安定多数を獲得しても、ロシア・ウクライナ問題への対応や円安、コロナ対策など難題が山積しており、「向こう3年は選挙がない」などと考えてはいられない状況であると私は思います。選挙は常在戦場であることを肝に銘じ、岸田総理は政治政策を断行すべきであると思います。

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