《ブラジル》高インフレへの対抗策=アタカレージョが大躍進

グループ・マテウスの店舗の一つ(Divulgação/Grupo Mateus)

 新型コロナのパンデミックで失業者が増えた事や所得の減少、高インフレなどで、問屋と小売の特徴を併せ持つ「アタカレージョ」と呼ばれる店が増加中と27、28日付現地紙、サイトが報じた。
 少しでも安く買いたいと願う人が増えた事などで、2021年はアタカレージョが約2千店舗に増えた。同年は食品類を扱う小売店のシェアが2・4%減ったのに、アタカレージョは10%増えたという。
 アタカレージョの店舗数は昨年、北部と南部、ミナス州、エスピリトサント州、リオ州を中心に26%増えており、売上は2300億レアルに達した。食品部門でのアタカレージョのシェアは40%で、近年中に50%を超える見込みだ。
 北部で躍進しているアタカレージョ「グループ・マテウス」は2020年に資本公開したが、既に210店舗に成長した。店舗の半数以上はマラニョン州にあるという。

 グループ・ポン・デ・アスーカル(GPS)が大型小売店のエストラを売却した事などで、店舗数を216に伸ばしたアサイーも成長株だ。アサイーのルイス・カルロス・アラウージョ氏は、アタカレージョは市民からも広く受け入れられており、今後は精肉コーナーなども増やしていく予定だという。同氏は「消費者はより良いサービスを求めているが、低コストでのサービス提供という原点を見失ってはならない」とも語っている。
 GPAはもともとハイパーマーケットとして発展してきたが、現在はこの形態を諦め、大変革を遂げた。
 サンパウロ市東部のアサイー利用者の一人は、アタカレージョは従来からの銘柄品も安く買える上、余り知られていないメーカーだが品質はよい品も手に入るため、満足しているという。

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