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シリコン指紋型700本を押収=自動車学校で免許不正取得

押収された偽の指紋(Foto: Divulgação/Polícia Civil de São Paulo)
押収された偽の指紋(Foto: Divulgação/Polícia Civil de São Paulo)

 サンパウロ州の自動車教習所内で、シリコン製の700本の指紋が押収された。これは生体認証を偽装して運転免許証を詐称するために使用されたもので、免許申請プロセスのセキュリティ強化の必要性を浮き彫りにしていると、24日UOL(1)が報じている。
 これは22日、サンパウロ州交通局(Detran―SP)のオンブズマンに寄せられた通報を受けて、同局と市民警察が合同で捜査した際に発見された。
 調書によると、システム上では4回の実技授業が実施されたことになっているが、生徒と指導教官が終了時に戻った形跡がなかった。これが不正の兆候だと疑われており、捜査ではパソコンや生体認証リーダー、メモリーカードが押収された。同教習所の責任者や証人ら6人が警察署に連行され、事情聴取が行われた。
 シリコン製の指紋は、全国運転免許証(CNH)を発行する過程で、生体認証管理システムを回避するために使われ、実際には教習所での授業や実技・学科試験を受けることなく、出席したことになっていたようだ。
 押収されたシリコン型は鑑識に送られ、指紋の持ち主を特定する方針だ。
 Detranのタリタ・ロドリゲス氏は、「運転免許取得プロセスの各課程で生体認証を進化させるためのプロジェクトが進行中だ。この技術は、すべての段階を受験者本人が確実に実施することを保証し、シリコン型などの不正行為に対抗するために、指紋の他に、顔や虹彩などの複数の生体特徴を組み合わせるマルチモーダル生体認証を採用することを目指している」と説明した。
 同教習所や関係者は行政制裁プロセスの対象となり、罰則により認定登録が取消される可能性があるという。
 Detranの報告によると、今年に入り5カ月間で、解体業者、自動車教習所、デスパシャンテ(行政手続き代行業者)、ナンバープレート製造業者などの企業で不正行為を摘発するために、1884件の取り締まりが行われた。
 2023年の1年間では、この種の取り締まりは7572件だった。教習所や免許取得審査に携わる専門家に対しては、214件の書面による警告、72件の活動停止、および103件の認定登録の取消しを含む、計389件の罰則が適用されたという。

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