国費留学生14人を激励=在サンパウロ総領事館が歓送会

感想会参加者ら
感想会参加者ら

 日本国文部科学省が実施する国費外国人留学生制度へのブラジル参加者歓送会が6日、在サンパウロ総領事館で行なわれた。ブラジル人留学生らは来月に訪日し、学費と生活費補助を受けながら、日本語や日本文化、自身の専門分野の勉強を行う。
 歓送会には留学生14人、留学OB6人、領事館関係者が出席。挨拶に立った桑名良輔在サンパウロ総領事は「元気に行って帰ってきてほしい」と留学生らの無事と充実した留学体験を願い、激励の言葉を贈った。
 コンピューターサイエンスを学ぶ林海斗さん(19歳、4世、サンパウロ大学)は横浜国立大学に一年間留学する。人工知能(AI)や拡張現実(VR)などの技術を学び、「学んだことを活かして将来はブラジルでゲーム開発に携わりたい」と目標を語った。
 薬学を学ぶ喜佐田尚美さん(20歳、3世、サンパウロ大学)は東京外国語大学に留学する。留学中はHPVワクチン接種促進の研究を行いたいと述べ、「出来れば将来も日本で研究者として活動したい」と話した。
 文学を学ぶ野口恵さん(28歳、3世、サンパウロ大学)は京都大学に留学する。留学中はブラジルの日本文化研究に不足している競技かるたや短歌などの資料をポルトガル語に翻訳し、当地での研究に貢献したいと意気込んだ。
 堀川オスワルドさんは、1985年に同制度で日本に留学。現在はサンパウロ大学で准教授を務めている。堀川さんは「日本留学を通じて、多文化を理解できる人間性を育ててほしい。留学先はどこも名門大学なので、学会に積極的に参加し、論文をたくさん書いてほしい」と語った。

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