「あの時代の日本人は、皆GVを目指していた」――。今年で創立100周年を迎えた聖市イピランガ区のジェトゥリオ・ヴァルガス州立職業学校(Escola Tecnica ‘Estadual Getulio Vargas’、以下GV)の記念同窓会が24日、モオカ区のシュラスカリアで盛大に開かれ、卒業生、元教員など約360人が数十年ぶりの再会を喜び合い、母校の創立100周年をともに祝った。戦後、在籍生徒約6割を日系人が占めたことから、「戦後の日本人にとって非常に重要な存在だった」と話す主催者のマリオ・イズミ・サイトウ氏。この日姿を見せた数人の卒業生らに、当時の様子を聞いてみた。