愛知県在住の秋山郁美さん(=本紙通信員、元本紙研修記者)は、昨年八月に連載「分岐点に立つ若者たちー在日子弟の悩みと将来」第一部(全三回)として二十歳前後の二人の生き様を掲載したが、さらに踏み込んだ「日本への帰化」問題を扱う第二部を送ってきた。日本で育った日系子弟が、いずれ真剣に考え、悩む大事な問題だ。ブラジル側日系社会としても親身になって、彼らの思いを受け止め、理解する必要があるだろう。〃二つの祖国〃に翻弄されるデカセギ子弟の真の苦悩が、ここにある。(編集部)