サンパウロ人文科学研究所は「コロニア文学界における鈴木南樹、古野菊生、武本由夫の存在」と題して、「第3回コロニア今昔物語」を10月20日、文協・新館1階で開催した。講演者は長年コロニア文学に関わり、様々な文学賞の選考委員を務める安良田済さん(94、山口)。また、同研究所より発行された『ブラジル日系コロニア文芸』の下巻の筆者でもあり、「第39回にっけい文芸賞」の散文賞を授賞した。当日は20人ほどが集まり、文学界の昔話に静かに耳を傾けていた。