ブラジルGP=フェルスタッペンが大逆転優勝=17位スタートからの大逆転

F1のブラジルGPが3日にサンパウロ市インテルラゴス・サーキットで行われ、今季1位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が17位スタートという悪条件からのまさかの大逆転で劇的な優勝を飾った。同日付グローボ・エスポルテ(1)が報じている。 今回のブラジルGPは、2日にサンパウロ市で大雨が降ったため、予選が3日朝に延期される波乱の幕開けとなった。
フェルスタッペンはエンジンパーツの交換が問題視され、5ランク順位を下げての決勝スタートが決まっていたため、17位からのスタートとなった。
ポール・ポジションをとり、決勝を有利に進めていたのは現時点で年間2位のランド・ノリス(マクラーレン)だった。だが、そのノリスと、彼とトップ争いをしていたジョージ・ラッセル(メルセデス)は、赤旗交換で順位を落とす波乱の展開となった。
他方、フェルスタッペンは雨が降りしきる中、徐々に順位を上げ、エステバン・オコン(アルピーネ)とピエール・ガスリー(アルピーネ)の2人とのトップ争いとなったが、43周目で勝負をかけたフェルスタッペンが振り切って優勝。2位がオコン、3位がガスリーとなった。
この優勝でフェルスタッペンは26ポイントを獲得。累計393ポイントとした。今回6位に終わった2位ノリスは8ポイントしか稼げず、331ポイントと差が開いたため、フェルスタッペンが年間王者に向けて前進した。