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バイア州=ボツリヌス症の患者急増=3市で6人、死者も出る

2024年9月28日

ボツリヌス症がブレイクアウトと報じる26日付G1サイトの記事の一部(写真は患者達が入院している病院)
ボツリヌス症がブレイクアウトと報じる26日付G1サイトの記事の一部(写真は患者達が入院している病院)

 バイア州で25日、今年6人目となるボツリヌス症患者が報告され、州民の間に不安が広がっていると同日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
 ボツリヌス症はボツリヌス菌が産生するボツリヌス神経毒素によって起こり、全身の神経麻痺を生じさせる神経中毒疾患で、生命に危険が及ぶ場合がある。衰弱や視力のかすみ、倦怠感、発話不良などから始まり、腕や胸筋、脚の衰弱が続く場合や、嘔吐、腹部の腫れ、下痢が起こる場合もある。
 今年に入ってからの患者は6人で、2人が死亡。3人は集中治療室に入院・加療中で、退院した人は1人だけだ。患者が発生したのはカンポ・フォルモーゾ、セニョール・ド・ボンフィン、シセロ・ダンタスの3市だ。
 同州での患者数は決して多いとは言えないが、重篤で稀な病気であることや昨年は2人だった患者数が3倍に達したことなどから、州保健局はアウトブレイクとみなしている。
 病原体はケガを通して体内に入ることがあるが、製造方法や保存方法が適切でなかったために汚染された食品の摂取によっても発症する。
 専門家は、ボツリヌス菌に感染した鶏肉を使った加工品のモルタデラが原因と考えており、突然の筋肉麻痺などに注意すると共に、食べ物や飲み物にも細心の注意を払い、賞味期限、品質シール、缶の膨張、ガラスの曇りなどを確認するよう呼びかけている。


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