ANVISA=オリーブ油の販売等禁止=すりおろしココナッツも

国家衛生監督庁(ANVISA)が24日、全国法人登録台帳(CNPJ)に登録されていないメーカー2社が輸入販売していたオリーブ油の販売や宣伝その他を禁じる措置をとったと同日付G1サイト(1)が報じた。
CNPJ未登録で良く知られてもいない会社と判断されたのはセラーノ社とコルディリェイラ社で、共に外国産のオリーブ油を輸入、配給していた。原産地が特定されていないため、安全性や品質が保証できないとして販売や製造、宣伝、使用が禁じられたのは両社のオリーブ油エクストラバージンで、どちらも酸度は0・5%だ。
2社の製品の販売などを禁ずる措置は連邦官報に掲載された。オリーブ油は昨年同期比で50%以上値上がりしており、廉価なものを探す人が増えている。
ANVISAはオリーブ油の販売禁止と共に、Coco&Cia社のすりおろしココナッツの販売禁止と回収も発表した。問題となったのは製造ロット番号030424158の製品で、防腐剤の二酸化硫黄が許容量を超えており、販売と配布、宣伝、使用の禁止と回収が命じられた。
同社は、防腐剤が許容量を超えていると指摘されたのは7月で、正当な量であることを示す自社のデータも提出したが回収要請を受けたため、即座に回収を開始。同月29日には回収を終えたという声明を出している。