ルーラ世論調査=支持率51%で前月並み=不支持率47%は最高値

15日に公表されたアトラス/インテル社の世論調査によると、ルーラ大統領(労働者党・PT)の仕事ぶりを肯定的に評価したのは51%で、47%の不支持評価を上回った。前回の5月調査と比較すると、支持は横ばいだが、不支持は2%ポイント上昇したと、16日付ポデール360(1)が報じている。
同調査は6月7日〜11日に3601人を対象に行われた。誤差の範囲は上下1%ポイントで、信頼度は95%。
今回の不支持率は昨年11月の結果と同じで、2023年1月の第3期ルーラ政権発足以来、最も高い数字となった。
支持率が最も高かったのは2023年7月の53%だった。先月のルーラ氏の支持率は今月と同じ51%だった。
調査によると、ルーラ氏の大統領としての仕事ぶりを認めているのは女性が53・6%、男性は47・2%だった。
学歴別に見ると、ルーラ氏への肯定的評価が最も高いのは高等教育修了者の58・1%で、最も低いのは中等教育(高校)修了者の45・1%だった。初等教育を受けた有権者は51・8%がルーラ氏を支持している。
年齢別の評価は35〜44歳だけが50%を下回り、60・4%が不支持と回答。16〜34歳では、54・1%が支持、39・9%が不支持だった。
地域別の評価で支持率が最も高かったのは北東部の66・3%で、最も厳しかった中西部では、29・2%のみが肯定的に評価した。
世帯収入別に見ると、月収1万レアル以上の富裕層の支持率が61・7%で、最も好意的に評価されていた。一方、3千〜5千レアルの収入の世帯層の支持は43・4%で、最も低い結果となった。
宗教による分類では、無宗教者からの支持が66・8%で最も高く、福音派は29・5%で最低となった。2022年の決選投票でルーラ氏に投票した人の場合は、95・4%がルーラ氏の仕事ぶりを支持しているが、ジャイル・ボルソナロ前大統領(自由党・PL)に投票した人は、96・4%がルーラ氏の仕事ぶりに厳しい評価を下している。