RS州大水害=州政府が文房具の寄付要請=州立校での授業再開のため

【既報関連】リオ・グランデ・ド・スル(RS)州政府が10日、州立校生向けの文房具を集める「モシラ・シェイア」と題するキャンペーンを始めたと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
これは、州全域を襲った豪雨による大水害で、住む家や所持品などを失い、避難所生活なども強いられた生徒達が、少しでも良い状態で授業に臨めるよう配慮したものだ。同州教育局では約10万組のキットを組み立て、配布することを目標としている。
寄付が求められている品は、鞄(モシラ)、ノート、色鉛筆や水性ペン、鉛筆削り、クレヨン、ボールペン、筆箱、鉛筆やシャープペン、シャープペンの芯、消しゴム、計算機、定規、水用容器(squeeze)などだ。
教育局では、生徒達の年齢や学年に適した文房具でキットを組み立てられるよう、寄付団体の選考も行う意向だ。
教育局では被災した学校の図書館再建も考えており、良好な状態のブラジル及び世界文学の書物4万8662タイトルも求めている。寄贈目標は、生徒1人あたり約5冊(計23万5090冊)だ。
ポルト・アレグレ市での寄贈品受付は州立マリア・テレザ・ダ・シルベイラ校(10~16時)だが、それ以外の地域は地域毎の教育統括局が場所や時間を指定する予定だ。
州立校は2338あり、生徒数は72・18万人だ。現在は94・2%の学校が授業を再開し、92・8%の生徒が教室に戻っている。