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ブルーノとドン殺害から2年=ブラジリアで記念のイベント

2024年6月6日

ブルーノ氏とドン氏の働きを覚え、讃えるイベント開催と報じる5日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部
ブルーノ氏とドン氏の働きを覚え、讃えるイベント開催と報じる5日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部

 先住民や環境保護活動家のブルーノ・ペレイラ氏とアマゾン保護などを訴えていた英国人ジャーナリストのドン・フィリップス氏の殺害事件から丸2年となる5日、先住民族省が中心となり、ブラジリアで三つのイベントを開くと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 ブルーノ氏とドン氏は、アマゾンや同地域の先住民や川岸住民の生活、彼らの生活や環境を脅かす密漁者や密猟者、麻薬や木材などの密売者の実態を伝える一方、先住民達に環境を守り、脅迫者達と闘う術を教えたりしていたが、アマゾナス州西部の先住民居住地区ヴァレ・ド・ジャヴァリを訪問中の22年6月5日、密売商人の命令を受けたと見られる密漁者らの凶弾に倒れた。
 二人の遺体は湿地に埋められ、実行犯とされる容疑者ら5人が逮捕された後の6月15日になってやっと回収された。
 死後2周年の記念イベントは、14時からのシネ・ブラジリアでのドキュメンタリーの無料上映、18時からの官庁広場での映像投影、19時30分からの先住民族記念館での追悼式の三つだ。
 23年10月に人権分野で最も重要かつ伝統的なジャーナリズム賞の一つであるウラジミル・ヘルツォーク賞を受賞したドキュメンタリーの上映後は、両氏の未亡人や、連邦政府や先住民族、非政府団体の代表者も参加して、ヴァレ・ド・ジャヴァリ地区での人権擁護活動家、情報伝達者、環境保護活動家の闘いについての討論会を実施。
 また、二人の映像投影は人権省が入っている建物に向かって行われ、ソニア・グアジャジャラ先住民族相やシルヴィオ・アルメイダ人権相も参加する。
 先住民族記念館での追悼式では、連邦政府がヴァレ・ド・ジャヴァリ地区で行っている活動報告も行われる。


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