ペトロブラス=マギダ氏が正式に総裁に=24日の経営審議会で決定

ペトロブラスの次期総裁として、マギダ・シャンブリアール氏が24日に正式に承認を受けた。同日付UOLサイト(1)などが報じている。
マギダ氏の総裁就任は、24日に開かれたペトロブラスの経営審議会で正式に承認された。同氏は前任のジャン・ポール・プラテス氏が総裁を更迭された14日にルーラ大統領から指名を受けた。正式承認までにはいくつかの過程を踏まなければならないが、22日に、ペトロブラス総裁就任のための最終関門とされる適格性委員会で経営審議会のメンバー並びに総裁に任命することを承認されたことで、就任が決定的となっていた。
ペトロブラスで女性が総裁となるのはジルマ政権時代のグラッサ・フォステル氏以来だ。
マギダ氏は1980年にペトロブラスに入社。2002年に国家原油庁(ANP)に入り、2012~16年に同庁長官職を務めている。
ペトロブラス総裁は過去8年間で9人目と、頻繁な交代で知られ、今回の人事でも、連邦政府の介入を危惧する市場の声が少なくない。
アレッシャンドレ・シルヴェイラ鉱山動力相は、マギダ氏が総裁になっても大きな路線変更はないとしている。