失業率=今変動四半期は7・8%=前期より上昇も依然低率
昨年12月から2月までの変動四半期の失業率が7・8%に上昇した。28日付フォーリャ紙(1)が報じている。
これは、地理統計院(IBGE)が28日に発表した、全国家庭サンプル調査(Pnad)継続版で明らかになった。それによると、昨年12月から2月までの失業率は7・8%だった。これは、昨年9〜11月の7・5%より0・3%ポイント高い。
だが、今変動四半期の失業率は、2月までの3カ月間の数字としては、2014年12月〜2015年2月期に記録した7・5%以来の低率で、依然として低く抑えられている状況で、市場関係者の予想した範囲内だ。
実数換算すると、昨年12月から2月の全国の失業者数は850万人で、前期の820万人を4・1%上回ったが、上昇幅は昨年2月までの3カ月間の5・5%より小さい。
失業率はここ数年間低下傾向にあり、今回も2023年1〜4月期に一時的に上がった時以来の上昇となる。
また、労働者の平均月収は前期の1・1%増、1年前比では4・3%増の3110レアルだった。IBGEによると、月収増は最近の正規雇用増によって起きているという。
27日の労働省の発表によると、2月の正規雇用者は市場予想の24・5万人を上回る30万6111人増えた。初任給の平均は前月比で2・36%減の2083・79レアルだったが、正規雇用者の月収は非正規雇用者より高く、労働者の平均月収を押し上げている。