ダッタフォーリャ=最高裁の信頼感上がる=不信感が大きく後退
ダッタフォーリャの最新の世論調査で、国民の最高裁に対する信頼感が上がり、誤差の範囲内ではあるが、不信感を上回ったことが明らかになった。26日付G1サイト(1)などが報じている。
ダッタフォーリャが26日に発表したのは、19、20日に全国147市で、16歳以上の2002人を対象に行った調査の結果で、誤差は上下2%ポイントとされている。
それによると、最高裁の働きを「良い」と評価した人は昨年12月の27%から29%に上がった。だが、それ以上に目立ったのは「良くない」との評価が前回の38%から28%に10%ポイント以上下がったことだ。また、「普通」との評価も31%から40%へと大きく上がっている。「わからない」は4%から3%に微減した。
最高裁への評価はボルソナロ政権以降、前大統領支持派の間で不信感が強く出る傾向があり、今回の調査でも、前大統領支持者の65%では最高裁の評価が低い。逆に、ルーラ大統領支持者では49%が最高裁を高く評価している。
2020年以降の調査では最高裁への不支持が支持を上回る傾向が恒常化しており、今回以外で支持が不支持を上回ったのは、パンデミックが始まった2020年5月の30%対26%のみ。同率で並んだ例も、大統領選の結果がルーラ氏の勝利で終わった直後の2022年12月の31%のみだ。