アルゼンチン=フルミネンセのユニフォーム禁止=リ杯決勝でのボカ敗北を受け
4日に行われたリベルタドーレス杯決勝戦でブラジルのフルミネンセがアルゼンチンのボカ・ジュニアーズを破って優勝した後、ブエノスアイレス検察局がブエノスアイレス市のスタジアムでのフルミネンセのユニフォームの使用禁止という驚くべき措置を取ったと6日付テラ・サイト(1)が報じた。
これは、リオ市での決勝戦で準優勝に終わったボカに対し、ライバルチームのファンから起こり得る挑発を回避するための安全対策だ。
実際、リ杯決勝翌日の5日に行われたベレス・サルスフィエルド対タジェレス・デ・コルドバ戦では、フルミネンセのユニフォームが数枚没収された。ホセ・アマルフィターニ・スタジアムでのアルゼンチン選手権の試合は1対1の引き分けだったが、フルミネンセとベレスは数十年間にわたる友好関係がある。
同国のTyC Sportsというチャンネルでは、フルミネンセのユニフォームを着てスタジアムに入ろうとした一部のファンが警察に阻止された様子を報じており、ベレス側が「この種の差別行為は当事者達が達成してきたことへの感情的な団結とサッカー界の暴力行為根絶に反する行為だと信じている」という表現でこの措置に疑問を呈する公式文書を出している。
ベレスの機関紙によると、マリアノ・リサルド監督は6日に検察官のセルサ・ラミレス氏と会談を行った。同紙によると、ラミレス氏はフルミネンセのユニフォームを着たファンの入場を禁じたり、ユニフォームを没収したりする命令は出していないと断言。押収したユニフォームの返却も約束したという。