「イスラエル支持者はバカ」=物議醸した通信局長が辞任
「イスラエルを支持する人はバカだ」という、イスラエル支持者への攻撃的なメッセージを再投稿したことで、連邦政府ブラジル通信局(ECB)の局長が辞任した。18日付G1サイト(1)が報じている。
辞任に追い込まれたのは局長を務めていたエーリオ・ドイレ氏だ。ドイレ氏はX(旧ツイッター)で、イラストレーターのカルロス・ラトゥフ氏の描いた絵を共有して拡散。そこには、「イスラエルを支持するのにシオニスタになる必要はない。バカであるだけで十分だ」と書かれていた。
ドイレ氏はそれをあげた後にすぐ消した上、次の投稿でパウロ・ピメンタ社会通信局長官が不快感を示したことを告げた。それによると、ピメンタ氏は同氏に対し、「中立の立場に立ち、和平を求めている連邦政府の意向とは相容れない」と告げたという。
この投稿の後、ドイレ氏は攻撃的な投稿を共有・拡散したことについて詫びを入れ、辞職したことを明らかにした。
アンタゴニスタ(2)によると、ECB局長の後任にはピメンタ氏の右腕役のリカルド・ザモラ氏の就任が予想されている。