ザニン最高裁判事が就任=ルーラ第3期政権では初

3日、最高裁でクリスチアーノ・ザニン氏の判事就任式が行われた。同日付フォーリャ紙(1)などが報じている。
就任式には他の最高裁判事の他、ザニン氏を指名したルーラ大統領やアルトゥール・リラ下院議長、ロドリゴ・パシェコ上院議長らが参加した。ザニン氏はルーラ第3期政権が初めて指名した最高裁判事でもある。
アジェンシア・ブラジル(2)が報じているように、就任式そのものは約10分間で、ザニン判事は「共和国憲法と法律に従い、連邦最高裁判所判事の職責を忠実に履行することを約束する」と誓った。
ザニン判事は4月に退任したリカルド・レヴァンドウスキー判事の後任ということで、本来なら第2小法廷の所属になるはずだが、第2小法廷はラヴァ・ジャット関連の案件を扱う上、ジアス・トフォリ判事が既に第2小法廷への異動を申し出ているため、第1小法廷の所属になるとみられている。
また、ザニン氏は以前にルーラ大統領の弁護人を務めていた関係上、同氏がかつてルーラ氏の弁護を担当したラヴァ・ジャット作戦を始めとした、大統領絡みの案件は担当できなくなる。
ザニン判事の任期は、75歳の誕生日を迎える2050年までとなる。