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《ブラジル》6月の小売は前月比割れ=5月に引き続き売上減少

2022年8月11日

コロナ禍前まで販売が回復していない履物店(Fernando Frazao/Agencia Brasil)
コロナ禍前まで販売が回復していない履物店(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 地理統計院(IBGE)が10日、6月の小売販売量は5月比で1・4%減り、2カ月連続の前月比割れだったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 6月の結果は前月比で2・9%減だった昨年12月以来の大幅減で、昨年同月より0・3%減った。5~6月の販売量は昨年同期比で0・8%減、12カ月間の累積は0・9%減となった。
 ただし、名目收入は前月比で0・2%増、昨年同月比で17・1%増だった。名目收入は、上半期も前年同期比で16・9%増、12カ月間の累積でも13・5%増だった。
 6月の売上は8部門中7部門で減少した。売上減少幅最大は、生地やアパレル、履物の5・4%減で、スーパー&ハイパーマーケット、食品、飲料、タバコは0・5%減だった。書籍や新聞、雑誌、文房具は3・8%減、燃料と潤滑油も1・1%下落した。
 名目収益では、医薬品、医療、整形外科、香水が2・1%増、スーパー&ハイパーマーケット、食品、飲料、タバコが0・3%増、事務機器、備品、ITと通信が0・1%増だったが、書籍や新聞、雑誌、文房具は7・1%減、記事やアパレル、履物は4・4%減となった。
 IBGEによると、インフレを加味した場合の6月の販売量は前月比で0・5%減ったが収益は0・3%増えており、インフレの振幅が小さかった事を示すという。また、生地やアパレル、履物はまだコロナ禍前の2020年2月を9・9%下回っている。
 上半期の小売販売量は6部門で増えており、全体では昨年同期を1・4%上回った。増加が目立つのは書籍などの18・4%増、生地などの17・2%増、医薬品などの8・4%増で、家具や電化製品は9・3%減、個人・家庭用品は2・8%減だった。


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