【6日の市況】Ibovespaは財政リスクで下落、ドルは4.80レアルに迫る勢い

 6日(月)のブラジル株式市場は高値で始まったが、燃料価格をめぐる混乱を警戒し、取引時間前半にシグナルを反転させ、安値で引けた。パウロ・ゲデス経済大臣に数日中に解決策を見出すよう求める圧力は、財政状況に対する懸念から生まれている。

 現在選挙戦の最有力候補であるルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ前大統領の政権構想が発表されたが、労働法改革の見直しと歳出上限の撤廃を約束しているため、あまり良い印象はないというコメントが出てきている。
 一方、NY市場や欧州市場の主要指数は上昇し、また、中国におけるロックダウンの緩和を受け、コモディティ需要増加への期待感が高まり、株式市場が上昇で引けたアジア市場もあった。だが、ブラジルでは、4月に196,966人の雇用が創出されたことを示す雇用・失業者総合データベース(Caged)の結果だけでは、イボベスパ指数の上昇を維持するには十分ではなかった。
 選挙まであと4カ月しかないのに、北東伯の水害に対して非常事態宣言が宣言される可能性があり、その結果、災害対処に膨大な経費が掛かるようになることを懸念して、Ibovespaが後退したととの見方も出ています。
 Ibovespaは、110,015ポイントから111,102ポイントの間で推移した後、0.82%下落し、110,185ポイントとなった。出来高は169億レアル。
 ライア・ドロガシル(RADL3)とCSNミネラソン(CMIN3)の株価がそれぞれ2.68%と1.94%上昇し、ロカウェブ(LWSA3)の株価が1.69%上昇し、プラスのハイライトとなった。
 一方、ハプビダ(HAPV3)、ポジティボ(POSI3)の株価はそれぞれ6.15%、6.13%下落し、次いでメリューズ(CASH3)の株価は6.11%の損失となった。
 本日(6日)のドルは、欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定会合や米国・ブラジルのインフレ統計があった週明けに、中国のコロナ規制の緩和を受けて世界的にリスク選好度が改善しても後退した。米国通貨は、4.749レアルと4.807レアルの間で推移した後、0.37%上昇し4.796レアルとなった。 
 アフターマーケットでは、午後5時4分に金利先物が上昇し、財政リスクが投資家の目に留まる。DIF23、+0.07ppで13.45%、DIF25、+0.64ppで12.50%、DIF27、+0.81ppで12.40%、DIF29、+0.81ppで12.48%。
 米国では、ウォール街が1週間の損失から回復し、国債利回りの上昇を受け、株式市場は高値で引けた。ダウ平均株価は0.04%上昇し、32,914ポイントとなった。S&P500は0.31%上昇し4,121ポイント、ナスダックは0.40%上昇し12,061ポイント。

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