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《ブラジル》貿易収支=4月は81億ドルの黒字に=それでも昨年同月比で減少

2022年5月7日

コンテナの積み込み作業中の貨物船(Arquivo/26.07.2012/Tania Rego/Agencia Brasil)
コンテナの積み込み作業中の貨物船(Arquivo/26.07.2012/Tania Rego/Agencia Brasil)

 経済省が5日、4月の輸出額は統計開始以来最大額を記録し、貿易収支は81億4千万ドルの黒字を計上したと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 4月の輸出額は289億ドルで、輸入額は207億ドルだった。4月の輸出額は同月としては統計開始以来最大だが、為替の影響などで輸入額も増え、黒字額は昨年同月の100億ドルを下回った。
 4月の輸出額が同月の月間記録を更新したのは、農産物を中心としたコモディティ価格などの商品価格が約20%高騰した影響が大きい。このため、輸入額は新記録を更新したが、輸出量は8%減となっている。
 1~4月の累計での輸出額は1011億8500万ドル、輸入額は812億3800万ドルで、差し引き199億4700万ドルの黒字となった。この額は昨年同期を10・5%上回っている。
 また、1~4月の貿易額(輸出額と輸入額の総計)は1824億2400万ドルで、昨年同期を25・5%上回った。
 輸出増が目立つのは農産物で、総額は12・7%増の487億3千万ドルとなった。最も増えたのは、営業日1日あたり1043万ドルだった、ひいてないトウモロコシの655・4%増で、焙煎前のコーヒー豆53・8%増(同1251万ドル)、小麦とライ麦35万9555・5%増(同290万ドル)、大豆7・1%増(同2352万ドル)などが続く。
 製造業の輸出額は昨年同月比で2億231万ドル(35%)増えた。一例は石油燃料油の57・2%増(2376万ドル/日)や牛肉の72・1%増(同2156万ドル)だ。鉱業は昨年同月より3402万ドル(10・2%)減少した。


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