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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(100)

2025年2月6日

 右の文中の〝部落〟〝倉庫〟は、コチア用語である。部落は地域を単位に組織された組合員の末端組織で、倉庫は組合員のために各地に設けられた(文字通りの)倉庫や事務所などから成る事業拠点である。
 〝倉庫〟は後年、事業所と改称されたが、〝部落〟はそのままだった。(本稿では、以下、倉庫は事業所と表記) 
 やはり一九三八年、コチアは農務省がリオ郊外で進めていた植民地の造成に参画した。 フェルナンド・コスタ農相の要請によるものであった。
遂にブラジル政府の閣僚までコチアを知り、評価するようになっていたのだ。
 彼ら以前に、日系社会で、これだけのことをやってのけた事業体...

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