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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(47)

2024年11月7日

この時、星名はサンパウロで知り合ったライト電力会社のアメリカ人重役から数十コントを借りて、切り抜けた。米国での経験とサンパウロで広めていた交友関係が役立ったという。
しかし、やがて小笠原は星名の粗放冗漫さに嫌気がさすようになり、袂を分かった。
一九二五年──詳細は後ほど記すが──星名の植民地のある奥ソロカバナ線地方のカフェー生産者が危機に陥った。
星名は代表者として、同じ危機に見舞われていたノロエステ線地方の代表上塚周平と共に、日本政府の援助を得るべく奔走した。
これは実現したが、一九二六年末、アルヴァレス・マッシャードの駅で、一ブラジル人に銃撃さ...

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