パラパン=63歳の選手が金メダル=アーチェリーでパリにも

チリのサンチアゴで開催中のパラパン(障害のある選手による汎米競技大会)で、セアラ州在住で63歳のエウジェニオ・フランコ氏が金メダルを獲得し、パリでのパラ五輪出場権も得たと22日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)が報じた。
フランコ氏はブラジル代表団の中でも最も経験豊富な選手で、体の3~4カ所に重度の障害を持つWH1クラスのアーチェリーの決勝で北米のジェイソン・タバンスキー氏を135対123で破り、金メダルを獲得すると同時に、パリでのパラリンピックへの出場権も得た。
ブラジルは今大会でのメダル獲得数でトップで、22日だけで40回以上表彰台に上った。12月15日に64歳となるフランコ氏はその中でも最高齢だが、「パリに対する期待は非常に大きい。パラリンピックではブラジルにアーチェリー初のメダルをもたらしたい」と意気軒昂だ。フランコ氏は関節に影響を及ぼすリウマチ性疾患である強直性脊椎炎を患っている。
22日現在のブラジルのメダル獲得数は金92、銀55、銅54の計201個で、2位のアメリカ(金29、銀30、銅29の計88)以下を大きく引き離している。