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サンパウロ市=湿度が30%割り込む=乾燥に伴う不調に注意

2023年8月5日

湿度が30%を割り、異常乾燥に対する警告が発せられたと報じる3日付G1サイトの記事の一部
湿度が30%を割り、異常乾燥に対する警告が発せられたと報じる3日付G1サイトの記事の一部

 サンパウロ市の非常事態管理センター(CGE)が3日午後2時27分に、サンパウロ市内の大半の地域では大気中の湿度が30%を割った上、ここ数日間は降雨の見込みもないとして、異常乾燥に注意するよう警告を発したと同日付G1サイト(1)が報じた。
 この日は最高気温が大幅に上昇し、市内各地で観測した最高気温の平均は約29度だった。同日夜の平均気温は21・2度で、湿度は60%まで改善したが、日中の湿度が30%を割ったことや、降雨の見込みがないことで、注意が必要な状態は続いている。
 3日の異常乾燥は、乾燥した熱気の塊である大気ブロックによって起きた。乾燥した大気が居座っているおかげで、今後数日間は雨が降る可能性がなく、午後の気温が平年の最高気温を超える状態が続くと見られている。
 CGEは、当面は午後を中心に大気中の湿度が30%程度またはそれを下回る可能性があるとして、乾燥に注意するよう、呼びかけている。
 3日の時点の予想では、4日も雲が少なく、気温が上昇すると見られ、夜の最低気温は15度、日中の最高気温は27度と報じられた。予想される湿度は低いままで、地域によっては30%をわずかだが下回ると見られていた。
 この状態は週末も続き、5日も最低気温は14度、最高気温は27度となる見込みだ。湿度はやはり低いままで、午後の早い時間帯を中心に、最小値が30%未満になる可能性がある。
 世界保健機関では、適正な湿度は40~60%で、30%を切る場合は特別な注意をと呼びかけている。
 湿度が極端に下がると、のどや鼻、皮膚などの乾燥を引き起こし、風邪などもひきやすくなるため、濡れタオルなどで湿度を保ち、水分をこまめに取るといった注意が必要だ。


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