連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第133話

・四月十四日(木) 以前からSUSを通じて注文していた補聴器を受け取った。だけど、付けてみるけど、 雑音の混入がひどく、特別聞こえが良いとは感じない。使用しなくても、使用しても余り変わらないので、もう少し悪くなったらその時に考えよう。
・五月二十六日(木)から二泊四日のイグアスー、パーク・ゴルフ交流の旅を行った。すべて私が企画、実行した旅で、現地のコチア青年斎藤信男さんに大変お世話になった。パーク・ゴルフに買物に皆に大変喜ばれた。
・六月十日(金)私達が前に住んでいた古い家の屋根の丸いユーカリ材が、クッピンに喰われてボロボロ落ち出したので、カンバラ角材にふき替えた。
・六月二十八日(火)朝大霜が降りた。一度C。氷も張った。
・六月三十日 (木)サンロッケ市議会のコムニダーデ・ジャポネースの日に市議会より私達夫婦に対して功労賞が贈られた。サンロッケ市在住の日系人では私達が初めてとの事で、これは橋詰秋夫君夫妻が推薦して呉れたのである。サンパウロ文協から協力参加してしてくださり、大部総領事から祝電を頂い た。家族や友人達七十名程が参列し、祝って下さった。ブッフェー奄美の料理であった。
・七月十一日(月)恵美の娘二人、今里直美と瞳がスエーデンのストックホルムのボーイ・スカウトのジャンボリー(世界大会)に参加した。
・八月十五日(月)サンロッケの日に悟の息子、成人が、ショウ・デ・カローロ、フェスタ・デ・アゴースト二〇一一で、四十人の大人に混じって歌って優勝した。
・八月十六日(火)悟とみずえの娘茜が、六ヶ月間のアメリカ、フロリダのオルランドでのホームステイ英語研修に出発した。
・九月二十四日(土)久しぶりに我がシチオに於いて、宮崎県人会のピクニックが催され、牛どんとシュラスコとカッポ酒でにぎやかに楽しんだ。そのあと、カングエーラのビンニョ・ゴイス工場を見学した。
・十一月五日(土)抒情歌のつどいの発会式を行った。昨年五月に私がニッケイ新聞の「ぷらっさ」欄に「日本の抒情歌や世界の名曲を愛する仲間が欲しい」と投稿したら、四十名位の方々から同感の電話を頂き、私も呼びかけた責任を感じて、宮崎県人会のサロンで発会式を催した。三十名位の愛好者が参加して下さった。
・十二月三日(土)宮崎県串間市とイビウーナ市の姉妹提携に尽した岩下太郎先生の歓迎会が、イビウーナ文協のペンショナットで行なわれた。

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