首都で鎌田悠紀子書展26日から=130周年記念、縁の深い書道家

鎌田悠紀子氏(本人のユーチューブより)
鎌田悠紀子氏(本人のユーチューブより)

 日伯外交関係樹立130周年を記念してブラジリア日本語普及協会と在伯日本国大使館が共催する「鎌田悠紀子書展」が26日から7月1日まで、首都ブラジリアのレナート・ルッソ文化スペース(Espaço Cultural Renato russo, 508 sul)のガルポン・ダス・アルテスで開催される。後援はJICAと産経新聞。入場無料。
 同日本語普及協会の矢田正江理事長によれば、鎌田氏はパンデミック期の2023年頃から、2〜3カ月に一度ずつ同普及会の教師や生徒向けにオンライン書道教室を開いてくれている。オンライン指導に加えて、当地から書道作品をスキャンして画像として先生に送ると、それを印刷して先生が赤入れをしてくれ、それを再びスキャナーを取って送り返してくれるなど、非常に献身的な指導をしてくれているという。
 「以前、当協会で書道を教えていた先生が亡くなり、日本に住んでいたその娘さんがたまたま鎌田先生と知り合いで、お願いしたところ、快く引き受けたくれました。その書道教室の生徒が訪日した際も指導してくださり、彼が今はこちらで書道教室を開くなど、ブラジリアの書道界への貢献はとても大きいものがあります」と関係の深さを説明した。
 鎌田氏に加え、鈴木記久子、半澤昭子2氏も指導に来伯する。
 鎌田氏の主な役職は、国際芸術文化交流協会会長、産経国際書会専管理事、東方書道院同人審査会員、21世紀燕京書道交流協会常任理事、WHO’S WHOインターナショナルアートクラブ(フランス)会員、NHK文化センター他講師、かな書道秋桜会主宰など。賞歴にはパリボザール展パリ市長賞、国際美術大賞、パリ俳句展・パリ市民大賞、日本選抜美術展・文部大臣賞、内閣総理大臣賞・大賞、東京都知事賞、東方展・特別賞、他受賞多数ある。

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