Ibovespaは2日連続で上昇し、0.80%増の128,228.49ポイントに達し、1,018.30ポイントの上昇を記録した。この2日間で指数は2,200ポイント以上上昇し、最近の連続的で苦しい下落を覆した。商業用ドルも安定し、0.58%下落して6.04レアルになった。さらに、長期金利(DIs)も緩和され、全期間にわたって金利が低下した。
FBキャピタルのオペレーションディレクター、フェルナンド・ベルガロ氏は「財政問題は現在、政治的な問題となっています。アルトゥール・リラ下院議長が財政パッケージを前進させる可能性を示唆しているようですが、政府に議員割当金の行き詰まりを解消することを求めています」と述べている。
ルーラ大統領の会議と議会の動き
9日(月)、ルーラ大統領は下院議長のリラ氏と上院議長のロドリゴ・パシェコ氏と会談し、歳出削減パッケージの承認を加速させる目的で協議を行った。ルーラ大統領にとって、最高裁側の主張する議員割当金の条件と、連邦議会側のそれのすり合わせには相当のストレスが伴ったようだ。時計の針が刻々と進む中、議会は予算指針法案(LDO)や特別予算、税制改革の規制を含む議論のペースを上げようとしている。
ルーラ大統領の手術とIPCA(消費者物価指数)
しかし、国民は大統領の手術に伴う一時的な衝撃で目を覚ますことになった。手術は無事に終わり、政府はすぐにルーラ大統領の一時的な不在が歳出削減パッケージの承認に影響を与えないと発表した。ファーストレディは「もうすぐ彼は戻ってきます」と語った。
むしろ、より早急に「手術」が必要なのは、ブラジルのインフレ状況のようだ。本日発表されたところでは、11月のインフレは減速したものの、アナリストたちはその結果に満足していない。状況は悪化しており、質的にも低下しているようだ。XP社のレポートは「金融政策運営にとって最も重要な指標のすべてが悪化しています。また、基礎的条件(期待、市場労働データ、国内需要、為替レート)も、適切な金融政策なしにはインフレが収束しないことを示しています」と述べている。11月の「悪役」は肉だった。
11日(水)に予定されている金融政策委員会(Copom)の会合を前に、市場は2025年のIPCAが5%以上になるというシナリオで期待の不安定化に懸念を抱いている。Copomはセリック金利(政策金利)の上昇ペースを加速する可能性があり、XP社とゴールドマン・サックスもそう予測している。中央銀行(BC)の決定が発表されるまでに、まだ多くのことが起こり得る状況だ。
石油、金融、そして小売セクターの動向
10日(火)も引き続き前向きなムードが市場を支配したが、昨日の中国の良いニュースの影響はそれほど大きくなかった。ペトロブラス(PETR4)は国際石油価格の上昇に伴い、0.37%上昇した。
B3(B3SA3)はセッション中の最高値で1.60%上昇し、最も取引された株となった。金融セクターも力強い上昇を見せ、ブラデスコ(BBDC4)は1.96%、イタウ・ウニバンコ(ITUB4)は1.21%、バンコ・ド・ブラジル(BBAS3)も0.65%の上昇を記録した。
小売セクターも、長期金利の低下による好影響を受けて好調だった。ロジャス・レナー(LREN3)は0.65%上昇、アサイ(ASAI3)は4.62%、カルフール(CRFB3)は7.67%、GPA(PCAR3)は7.56%の上昇を見せた。
指数外では、ゴル(GOLL4)が米国でのChapter 11(破産法第11章)での再編計画を発表した後、12.00%急騰した。ディレショナル(DIRR3)はRivaの一部売却を発表し、4.26%上昇した。
一方で、指数内のヴァーレ(VALE3)は、午前中の大幅な下落から回復し、ほぼ安定圏で終値を迎えた(0.10%のわずかな下落)。昨日の大幅な上昇の後、利益確定売りと鉄鉱石価格の下落が重荷となった。
米国のインフレと金利決定への期待
ブラジルの11月のインフレが発表された後、次は米国の消費者物価指数(CPI)に注目が集まっている。明日発表予定のCPIは、来週の連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定にとって重要な要素となる。CPIの結果次第では、市場の投資家たちはさらに時が速く進むことを望むだろう。今後数日間、時計の針の「チクタク」がすべての人々の心に響くに違いない。