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ブラック・フライデー=値引き対象が様変わり=高インフレや懐逼迫で

2024年11月14日

あちこちで見られ始めたブラック・フライデーの看板(© Paulo Pinto/Agência Brasil)
あちこちで見られ始めたブラック・フライデーの看板(© Paulo Pinto/Agência Brasil)

 クリスマスプレゼントなどを購入できるよう、感謝祭後の金曜日(今年の場合は29日)に大幅値引きを行って売上増をねらうブラック・フライデー(BF)がブラジルに定着して久しいが、高インフレや懐具合が逼迫していることなどで今年のBFは様変わりしそうだと13日付G1サイト(1)が報じた。
 BFに関する調査は色々あるが、その中の一つでは、少なくとも3カ月前から価格調査を始めている消費者が27%いることや、多くの消費者は食料品その他の基本的な項目の値段の変動を懸念していることが判明したという。同調査によると、今年のBFでは、食料品その他の必需品を買うことを考えている人が、従来の目玉商品だった電化製品や衣類を購入する予定の人と同程度いるという。
 過去12カ月間の累積で見ると、肉類が平均で8・33%値上がりしたのを始め、カフェ29%、オリーブ油32%など、例年以上に値上がりしたものが多いため、クリスマスの食卓に必要な食品を含めた商品の大幅値引きを期待している人が増えているというのだ。
 食料品などの必需品の値引きを期待する動きは、スーパーの店頭やオンライン販売でも確認されている。1~10月に購入された食品や飲料が昨年同期比で180%増えたオンライン販売のプラットフォームも確認されている。
 もちろん、従来通り、プレゼント購入に使う人も多く、6日付アジェンシア・ブラジル(2)では、プレゼントの予算は201~500レアルという人が23・6%で最多、1千以上という人も21%という調査結果も報告されている。


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