特別寄稿=「天声人語」荒垣秀雄氏の娘から=終戦時のブラジル絡みの思い出届く
宮坂国人氏の思い出

宮坂国人氏は生涯の恩人です。初めてそのお名前を知ったのは終戦から一年過ぎた頃です。ある日、朝日新聞社の父(荒垣秀雄)宛に夢のようなプレゼントが届きました。その送り主が宮坂氏だったのです。3キロもあるグラニュー糖の大袋! 真っ赤な美しいブリキの大缶にはその味を初めて知ったコーヒー!暖かそうな蘇芳色とグリーンの毛糸が一ポンドずつ!(敗戦の冬は特別に寒かった)
家族全員で見知ら...
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