コロニア芸能祭が22、23日=2日間で350人が130演目

井上さん、仲間ユキミ・レチシアさん、楠本実行委員長

 ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)は22~23日、日本移民116周年記念「第57回コロニア芸能祭」をサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル大講堂(R. São Joaquim, 381)で開催する。2日間で計350人が出演して130演目が披露される予定。
 入場無料だが、1kgの保存可能な品物(砂糖、コーヒー、洗剤など)の寄付を受け付けている。寄付された品物は日系福祉4団体に贈られる。
 出演団体はブラジル吟剣詩舞連合会や大正琴琴聖会、北海道はまなす会、京藤間流日本舞踊、長崎県人会、ブラジル郷土民謡協会、レキオス芸能同好会エイサー太鼓、リズム体操、健康体操など。鳥取郷土芸能「しゃんしゃん傘踊り」では、今年亡くなった指導者・京野マリさんへの顕彰も検討中。
 案内のために編集部を訪れた実行委員会の井上久弘さんは「第27回芸能祭から手伝っている。昔は舞台脇に花道を作ったり、玄関にのぼりを掲げたり、盛大にやっていました」と懐かしむ。井上さん自身も劇団荒波の一員として役者出演していた。
 23年前から手伝っている楠本留巳実行委員長は、「土曜日の最後は水谷パウロさんを中心にピラシカーバの皆さんが歌と踊りで締めくくり、日曜日のフィナーレは藤間流です。藤間流は若い人やブラジル人も参加していて勢いがある。両日ともぜひ最後までじっくりご覧になってください」と呼びかけた。
 会場大サロンでは手芸品や衣類、食品のフリーマーケットも。昼食は文化スペース奥でブッフェ・アルナルドが提供する。

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