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患者腹部に手袋とドレーン=2年前の手術の置き忘れ発覚

ルシアナさんの体内から見つかったドレーン(6日付G1サイトの記事の一部)
ルシアナさんの体内から見つかったドレーン(6日付G1サイトの記事の一部)

 リオ市南部のラゴア連邦病院で2年前に手術を受けた患者が、体内に挿入されたドレーン(体内に溜まった水分、血液、リンパ液、膿などを体外に排出するために用いられる管)を置き忘れられていたことが発覚した。彼女は数年間にわたって原因不明の熱や痛みに悩まされていたが、傷口の消毒を行なっている際に夫が発見し、警察に通報したと6日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
 6人の子を持つ専業主婦ルシアナ・フェルナンデス・デ・ソウザさんは、3年前に脊椎カリエス(背骨に結核菌が感染することで起こる脊椎炎症性疾患)と診断され、下半身不随となった。彼女は2022年にラゴア連邦病院で手術を受け、7カ月の入院生活を送った後に退院した。
 異変が起こったのはその数カ月後だった。彼女は「入院中はドレーンを入れていて、退院時に抜いたと思っていました。家に戻って3カ月後、ドレーンを入れていた所から体液が漏れ始めたんです。その部分は既に癒合していたのですが、傷口が再び開いたようです」と言う。
 夫のシジネイさんが傷口の手当している際、白い異物を発見した。「体液を取り除き、傷口を消毒していた最中、皮下組織の一部と一緒に、白い物体が飛び出てきた」とシジネイさんは振り返った。「妻は絶望して泣き始めました。私が引っ張ると、手術用のゴム手袋の先端が現れたため、急いで写真と動画の撮影を始めた」と続けた。
 家族によれば体内から見つかったゴム手袋とチューブは、2年前の入院中に即席のドレーンとして使われたものだという。備品が不足していたために、両側に穴を開けた滅菌ゴム手袋で代用したと医師から説明された。
 ルシアナさんは何年もの間、同院で治療を受けていたが、診察の際に何らかのアドバイスを受けたことは一度もないという。
 同件は過失による身体損傷として警察に通報された。ルシアナさんは、自分の体内に他にも異物が残っていないか緊急検査の要請をしているが、病院側は対応を渋っているという。彼女は「医師は私の体を適当に扱い、脇に追いやったと感じている。忘れ去られた、という言葉がぴったりです。彼らが私や他の患者らを軽視せず、もっと注意を払ってくれることを願っています」と述べた。
 ラゴア連邦病院の経営陣は声明で、この件に特化したチームを編成し、患者の再検査を行うと述べた。また調査後にあらゆる適切な措置を講じると強調した。

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