RS州大水害=企業家や漁師らも懸念表明=緊急支援や融資発表の中で

浸水家屋から使えそうな家財を運び出すペロタス市の被災者(©Gustavo Vara/Prefeitura de Pelotas)
浸水家屋から使えそうな家財を運び出すペロタス市の被災者(©Gustavo Vara/Prefeitura de Pelotas)

 【既報関連】観測史上最大量の雨(5月29日付G1サイト(1)参照)による水害で苦しんでいるリオ・グランデ・ド・スル(RS)州では、政府による緊急支援金支給や企業向けの融資発表も続いているが、長引く水害で、農業以外の産業界からも運転資金の不足や活動継続への不安を訴える声が強まっている。
 5月31日付同州政府公式サイトなど(2)(3)によると、同州防災局は5月31日朝9時に、死者169人、行方不明者44人、被災市473、被災者234万7664、避難所収容者3万9595人、親戚宅などにいる人58万111人と報じた。被災市数は全市の95%強に及び、豪雨による被害が報じられ始めてから1カ月以上が経っても、62万人余りが自宅に戻れずにいる。避難所収容者数減少は自宅に戻れたからだけではなく、学校の授業再開などで明け渡さなければならない場所が出てきたことや、出身地などに転居した人が出ていることも反映している。

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