パラー州=環境保護区の島が消滅=水先案内船の通過で浸食

高速で航行し、島消滅の原因を作った水先案内船(Reprodução / Barra do Pará)
高速で航行し、島消滅の原因を作った水先案内船(Reprodução / Barra do Pará)
カマラ島とバラ・ド・パラー社の位置関係を示す地図(28日付G1サイトの記事の一部)
カマラ島とバラ・ド・パラー社の位置関係を示す地図(28日付G1サイトの記事の一部)

 パラー州州都ベレン市から165キロのマラパニン市マリーニャ・メストレ・ルシンド採掘保護区(Resex)にあったサッカー場約13個分のカマラ島が、違法な水先案内船の通過による浸食作用で完全に消滅したとして、同州市警が会社を起訴したと28日付G1サイト(1)が報じた。
 漁師や川沿い住民の訴えを受けた市警の要請でアマゾナス州連邦農村大学(UFRA)が作成した報告書によると、カジャトゥーバ川に位置したカマラ島は、対岸のヴィスタ・アレグレにあるバラ・ド・パラー社の水先案内船が、外洋とResexから約300キロ離れたバルカレナ市ヴィラ・ド・コンデ港までを往復する貨物船をリードするために、島周辺を高速で行き来することによる浸食作用によって消滅したという。

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