インフルエンサーが〝ヘリマネ〟=話題作りで札束ばら撒き

ヘリコプターからお札をばら撒く様子(23日付テラ・サイトの記事の一部)
ヘリコプターからお札をばら撒く様子(23日付テラ・サイトの記事の一部)

 ブラジル南部サンタカタリーナ州の人気リゾート地、バルネアリオ・カンボリウ市の海岸で21日、10万人以上のフォロワーを持つ女性インフルエンサーのベル・ポンシアーノ氏が、ヘリコプターから現金1万レアル(約30万円)をばら撒くという奇抜な行動をとり、物議を醸している。20レアル、50レアル、100レアルの紙幣がビーチの上空を舞い、海水浴客が我先にとそれを回収しようと殺到した。中銀や政府ではないが、ヘリコプターからマネーをばら撒いたので〝ヘリマネ〟といえそうだ。22日付クリック・カンボリウ(1)が報じた。
 この出来事はポンシアーノ氏のソーシャルネットワークに投稿され、拡散された。彼女は「自分の夢をあきらめないこと、たとえどんなことが起こっても…。今日、ビーチで皆さんが受け取ったプレゼントは何だったかしら?」とコメントを添えた。
 ポンシアーノ氏が金銭に関わる行動を起こしたのは今回が初めてではない。今年1月にも同地区のブラジル大通りにある高級四つ星ホテルの窓からお札をばら撒いて注目を集めていた。当時、彼女は3千レアル(約9万円)を投げたことで約6万人のフォロワーを獲得した。近隣のブルスキ市にある量販店の中庭でクレーン車から1万レアル(約30万円)をばら撒いて注目を集めたこともある。
 これに関して23日付テラ・サイト(2)が「路上での投げ銭は犯罪行為か?」というテーマで解説。テラの取材に対し、民事専門のアンドレウス・ヴェラス・フェルッシオ弁護士は、「自分のお金である限り、犯罪にはならない。自分のお金なのだから好きなように使用すれば良いし、処分してもいい。道に捨てることだってできる」と路上に金銭をばらまくことは犯罪ではないと説明した。
 同弁護士は、番組観覧者に紙幣を配ることで人気を博した有名司会者のシルヴィオ・サントス氏の例を挙げた。
 しかし、同氏が強調するように刑法第163条には「他のものを破壊し、使用不能にし、または劣化させる」ことに対する罰則は1カ月以上6カ月以下の拘留または罰金とあり、注意を払う必要がある。「自分の所有物でも貨幣を破ったり、傷つけたり、使用不可にしたり、破壊したりすることは、加重損傷罪に該当する」と説明した。紙幣や硬貨は公共の財産だからだ。
 ポッドキャストの配信で、ポンシアーノ氏はヘリコプターで何かをしようと思ったが、パイロットから飛行機から物を投げるのは違法だと警告されたことを打ち明けた。しかし今回、彼女は飛ぶことに同意してくれるパイロットを見つけたようだった。

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