Selic=今年金利引き下げなしか=内外圧力受けリスク上昇

バンコ・フィブラ主席エコノミストのマルコ・マシエル氏(17日付ヴァロール紙の記事の一部)
バンコ・フィブラ主席エコノミストのマルコ・マシエル氏(17日付ヴァロール紙の記事の一部)

 外的・内的圧力が続く中、投資家は16日に再び国内資産にリスク・プレミアムを上乗せした。今後の金利動向を見ると、中央銀行(BC)が今年再び経済基本金利(Selic)を引き下げる余地は実質的にもうないと市場は見ていることを示している。一方、同日、ドルは1年以上ぶりの高値をつけ、ボベスパ指数は11月以来の安値で引けたと17日付ヴァロール紙(1)が報じた。
 ドルの終値は1・64%高の5・2697レで、2023年3月23日以来の高値となった。この日の最高値は5・2873レだった。2027年1月限の銀行間預金金利(DI)は10・765%が11・06%に、2029年1月限のDIも11・315%が11・60%に急上昇した。イボベスパは0・75%下落して12万4388・62ポイントでひけ、11月14日以来の低水準となった。

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