「紫蘇の実をしごけばアクに染まりたる我が手の中に遠き日の母」 金藤泰子さん特選歌に=明治神宮秋の大祭奉祝献詠

金藤泰子さん

 昨年10月22日に行われた明治神宮秋の大祭奉祝献詠で、サンパウロ市在住の金藤泰子さん(やすこ、79歳、長野出身)の作品「紫蘇の実をしごけばアクに染まりたる我が手の中に遠き日の母」が特選歌に選ばれたことがこのほどわかった。特選歌に選ばれたのは応募者2343人の中からわずか10人。佳作にはブラジルから5人が選ばれた。
 金藤さんは農業を営む両親の下、飯綱町で生まれ育ち、1973年、29歳の時に結婚を機にサンパウロ市に移住した。主婦として子育てに励み、92年からはサンパウロ市リベルダーデ区の熟年クラブ連合会(熟ク連)で事務局員を務めている。

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