【5日の市況】ボベスパ指数は0.50%下落、632.12ポイント減の126,795.41ポイント=ドルは0.29%高の5.065レアルに

 金曜日! ボベスパ指数はウォール街についていけず、0.50%下落し、632.12ポイント減の126,795.41ポイントとなった。今週は、2週間のプラスの後、1.02%のマイナスに終わった。商業ドルは、下落してスタートした後、米国雇用統計の発表と同時に上昇し、0.29%高の5.065レアルで取引を終えた。そして銀行間預金金利(DI)は、再び全面高で取引を終えた。
 「雇用統計の結果は今回も非常に強いもので、米国の金融政策の次のステップに関する不透明感を増大させた。パウエル(FRB議長)はすでに、委員会はインフレ率が一貫して2%の目標に向かって収束しているという確信を深めたいと述べており、そのためには良好なインフレデータが続き、労働市場がそれほど過熱していないことを確認したいと述べている」とインターのシニア・エコノミスト、アンドレ・コルデイロは語った。
 A7キャピタルの資本市場スペシャリスト、アンドレ・フェルナンデス氏も同じように考えている。 彼にとっては、今回のデータは驚くべきもので、米国の労働市場がまだ非常に熱いことを示している。「これはインフレに反映され、インフレをより持続的なものにし、中立金利は予想よりも高くなるはずだという今週のFRB理事各氏の最新のスピーチを裏付けるものだ」と見ている。
 しかし、今回のデータでシナリオが大きく変わることはないと考える人もいる。ASAインベストメンツのエコノミスト、アンドレッサ・ドゥラオ氏は、緩やかな賃金上昇を伴う雇用の増加は、供給主導の雇用成長というFRBのシナリオに「合致する」と主張した。しかし、今日のデータは、インフレ圧力を発生させることなく、このような力強い雇用ペースの持続可能性に疑問を投げかけている。「今日のデータは利下げサイクル開始の見通しを変えるものではないが、FRBが慎重に行動すべきことを確認するものだ」との意見を持っている。
 外国の投資家たちは、すでに連邦準備制度理事会(FRB)が6月まで金利を維持する可能性の方が大きいと強調している。調査によると、現在の金利水準を維持するとの見方は、雇用統計発表直前の35.0%から、発表後には41.9%に上昇した。

ペトロブラス(PETR4)は不安定なまま

 昨日の混乱の後も、ペトロブラス(PETR4)は注目の的だった。この日も最も取引された銘柄となったPETR4は2%近く上昇し、0.58%高で取引を終えた。それほど乱高下はしなかったが、不安定であることに変わりはない。パウロ・ピメンタ大統領府通信局長官は本日、国営企業の指揮官交代の可能性をめぐる論争が巻き起こる中、石油会社には今後数時間から数日のうちに「安定」の環境が訪れるだろうと述べた。「数時間後、数日後には、ペトロブラスが本業に専念できるような安定したシナリオが出来上がると心から思う」と、グローボニュースとのインタビューで語った。
 ヴァーレ(VALE3)は1.09%下落し、イボベスパ指数を引き下げた。鉱業会社は、鉄鉱石価格の絶え間ない下落に苦しんでいる。

IRB (IRBR3) 急騰

 B3(B3SA3)は、ファリア・リマ界隈にただよっている悪いムードにもかかわらず、0.33%上昇し、肯定的な一日だった。アナリストによると、悪材料はB3株にとって好機となる可能性があり、アナリストは推奨を中立から買いに引き上げた。
 3Rペトロリアムは、国際的な原油価格の上昇や、確認埋蔵量(1P)が2023年の3億6700万バレルから2024年には3億7900万バレルと前年比3.6%増加するにもかかわらず、大きく変動し1.18%下落した。
 しかし、IRB(IRBR3)は、大手銀行が買い推奨を引き上げたことで、13.21%上昇し、42.35レアルで取引を終えた。
 復活祭以来の激しい取引の後、今週は安堵のうちに終わった。来週10日(水)には米国の3月消費者インフレとブラジルの同月IPCAが発表される。それまで、週末を楽しもう。

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