暴風雨による増水で死去=西本願寺総長の姉夫妻

 浄土真宗本派本願寺南米教区(西本願寺)の梶原洋文マリオ総長の姉に当たるエルダ・ヒロミ・ウスキさん(55)と夫のジルセウ・サトル・ウスキさん(58)が2月14日未明、暴風雨の影響で増水したスザノ市内の川で行方不明となり、サトルさんは同日午後、ヒロミさんは同16日に遺体となって発見された。
 現地ブラジル紙の報道によると、サンパウロ市在住の夫妻はスザノ市に住むヒロミさんの父親の元を車で訪問していたという。2月13日、父親から「雨が降っているから、翌朝に帰ったほうがいい」と諭されたが、サトルさんは翌日の早朝に人と会う約束があるとして、14日午前0時頃に父親の自宅を出発した。しかし、大サンパウロ市圏を襲った暴風雨の影響で、スザノ市内インジオ・チビリサ街道付近のペドラス川が増水。浸水した道路を横断しようとした際、車ごと川に流されたという。
 夫妻は車内の天井を開け、車上で助けを求めていたようだが、その後行方不明となり、地元消防隊の捜索の末、同14日午後と16日にそれぞれ遺体で見つかった。
 西本願寺関係者によると、ヒロミさんはサンパウロ市内の病院で看護師として働くかたわら、日本語・ポルトガル語両語が堪能だったため、西本願寺のイベント等にもボランティアとして積極的に参加していたという。
 3月30日午前11時からサンパウロ市シャカラ・イングレーザ区の同寺(Rua Changua, 108、地下鉄プラサ・ダ・アルボレ駅下車)で、亡くなった夫妻の四十九日法要が執り行われる。詳細は同寺(電話11・2275・8677)まで。

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