サンパウロ州海岸部=軍警作戦で今年57人死亡=「処刑」疑惑、知事全否定

軍警の職権乱用などについて訊かれ、「国連に行こうが、私は構わない」と答えるタルシジオ知事(©Josue Emidio/Governo do Estad)
軍警の職権乱用などについて訊かれ、「国連に行こうが、私は構わない」と答えるタルシジオ知事(©Josue Emidio/Governo do Estad)

 【既報関連】2月2日にサントス市で軍警トビアス・デ・アギアル巡回機動隊(Rota)のサムエル・ウエズレイ・コスモ氏が殺害されたことで始まった軍警のヴェロン作戦による死者は、14日も2人増え、12日現在の計43人が、計45人になったと14日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
 ヴェロン作戦は2月に始まったが、サンパウロ州海岸部では昨年導入されたエスクード作戦による死者も続けて出ていたため、1~2月の同地区での軍警による死者は57人に達した。4日付アジェンシア・ブラジル(3)によると、1~2月の軍警による死者は州全体でも増えており、昨年同期比で129%増の112人だった。

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