連邦政府=13カ月給を前倒し支給=定年退職者と年金受給者に

ルーラ大統領が、国立社会保障院(INSS)による定年退職者と年金受給者に対する13カ月給を前倒し支給するための大統領令に署名し、連邦官報に掲載したと13日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)が報じた。
定年退職者と年金受給者への13カ月給は、例年、8月と11月に支払われるが、昨年は5月と6月に前倒しされた。今年は4月と5月の給付金支給時(当該月の最後の5営業日と翌月の最初の5営業日の10日間)に共に支払われる。受給対象者は約3300万人で、市場には660億レアルが注入される見込みだ。
13カ月給は、従来からの年金受給者だけでなく、2024年中に一時的な無能力や事故による援助、退職金、死亡年金、または投獄による援助を受けた社会保障の被保険者及び扶養者にも支給される(一時的な無能力は従来の疾病支援を指す)。また、これらの人達の内、24年12月31日より前に給付金が打ち切られる予定の人は、それに比例した額の13カ月給を受け取ることができる。
ただし、継続的な社会援助給付金(BPC)などの支援給付金を受け取っている低所得の退職者や障碍者には13カ月給を受け取る権利は与えられていない。