ダリア栽培指導五十嵐夫妻ら来伯=イペランジアホームで旧交温め

3月3日の第28回ダリア祭り開会式に参加した長谷川さんと五十嵐夫妻、援協の菊地名誉会長、島袋副会長(左から)

 JICA(国際協力機構)の派遣で2018年に2カ月、19年に3カ月、スザノ・イペランジアホームでダリア栽培指導を行った五十嵐正孝さん(84、山形)。今回、初来伯の喜美子夫人(78、山形)と、元JICAシニアボランティアの長谷川美津子さん(66、愛知)と3人で2月27日から自費で伯国を訪問し、3月3日の第28回ダリア祭り開会式にも出席した。3月13日まで滞在している。
 五十嵐さんは5年ぶりの来伯で同ホームでのダリア栽培指導について、「日本とブラジルでは気候も違うし、開花も今週末(3月2、3日)に合わせるか、来週末(3月9、10日)に合わせるかでやり方が変わってくるので難しい。でも、これだけのダリアが綺麗に咲いて、感激しています」と話していた。
 また、開会式前日の2日に五十嵐さんは、サンパウロ州カンピーナスから同ホームを初訪問した日系男性と言葉を交わしたという。男性の亡き母親が生前、ダリアが好きだったことから、「本当に来て良かった」と感動していたそうだ。
 一方、2017年から19年まで同ホームに派遣されていた長谷川さんは、2年間の滞伯期間中、スザノ市内やサンパウロ大学など22カ所で「認知症サポーター養成講座」を実施した経験を持つ。長谷川さんは「懐かしい人たちに会えて嬉しい」と笑顔を見せていた。

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